Monday, December 11, 2006

尿道結石

【症状・説明】

尿道結石とは腎臓や膀胱でつくられた結石が、尿道の途中にとどまってし まう病気である。主に大腸菌などの腸内細菌の感染によって膀胱の粘膜に 炎症が起こることが多い。
腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿路に結石ができる病気を総称して尿路 結石と呼ぶ。そのうち、膀胱結石・尿道結石の場合、排尿時に痛みがおこ る。また、女性に尿道結石が起こることは少なく男性がほとんどである。
治療法は手術を行う。経尿道的内視鏡による摘出術(小さい結石はそのま ま、大きい結石はくだいて摘出する)、開腹手術などがある。
◆症状◆
1.排尿痛
排尿の終了時に、尿道部に強い痛みがある。
2.頻尿
昼夜を問わず、頻繁に尿意が起こり、トイレに行ってもたくさんの尿がで るわけではないが、排尿後もまだなんとなく尿が残っている感じがして、 すぐにまたトイレにいきたくなる。ひどい場合は、30分~1時間ごとにトイ レに行くこともある。
3.混濁尿
普段はわからなくても、コップに取り、光にすかしてみると尿が白っぽく 濁る。

【原因】

なせ石が出来るのかは尿路感染、代謝異常、ホルモン、薬など、原因のはっ きりしているものもあるが、およそ約8割は原因不明である。石が作られる 過程は、尿中の結石成分(ミネラル)の濃度が可らかの原因で過飽和状態に なり、腎臓に結晶核が生じてくる。その結晶が成長、凝集して結石となると 考えられている

【対策】

原因がはっきりしない為、予防は難しいようである。ただ、尿路結石で最も 多い成分のシュウ酸カルシウムに関していえば、食物中のシュウ酸が体内に 吸収されて、尿になる時にカルシウムと結合して結石になるため、予防には シュウ酸の多く含まれた食物控えるか、腸で吸収されて血液中に入る前に、 腸内でカルシウムと結合させる。それにはシュウ酸の多いコーヒー、紅 茶にはカルシウムを含むミルクをたっぷり入れる、クエン酸を含む食べ物を 摂る(クエン酸は結石を溶かすことがわかってきたそうである)。
日本でこの病気が急激に増えてきたことの背景には食生活が欧米 型になったこともあるようなので、魚や野菜中心の日本型食生活を心がける と良い。ちなみにアルコール類にはビールにシュウ酸が多く含まれているの で注意が必要である。膀胱炎は治りやすい病気だが、再発しやすいという特 徴があるので十分に注意が必要である。
◆日常生活上の注意◆
1. 排尿を我慢しないようする
2. 水分(水、お茶、牛乳、ジュースなど)は多めにとる
3. 外陰部を清潔に保つようにする(特に生理時には)
4. トイレットペーパーは前から後ろに使うようにする
5. 下腹部を冷やさないようにする
6. 下腹部を締め付けるもの(ガードルなど)、通気性の悪い下着は使用しないようにする
7. 過労は避ける
8. アルコールや香辛料などの刺激物は控えた方が良い




http://www.j-medical.net/etc016.html


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